
この度「御供所ライトアップウォーク2008」に行ってきました!
博多区御供所町地区は、承天寺や東長寺、妙楽寺などの寺社が立ち並び、数百年の時を静かに刻みながら、博多の歴史を語り継いでいます。これらは博多駅へとつながる大通りに面していながら、豊かな緑を有し、一歩路地に入れば、都会の雑踏は一瞬にして消え去る「都会のオアシス」でもあります。
このような貴重な歴史的建築物とすばらしい景観を持つ御供所地区をもっと多くの人に知っていただき、博多の歴史や文化を身近に感じてほしいとの願いから、平成18年、福岡市都市景観賞20周年記念事業の一環として「御供所ライトアップウォーク」はスタートしたそうです。今年は2008年10月24日(金)~26日(日)18:00~21:00の3日間開催。
照明デザイナーの松下美紀氏の総合プロデュースのもとで、ドラマティックな光が寺社を照らし出しています。今年は新たなテーマ「地球に優しいライトアップ」を目指して、美しさと優しさを兼ね備えた環境に配慮された光の数々になっているということで、初日の24日(金)にとても心躍らせながら、まずは東長寺へ向かいました。

東長寺前に受付テントが設置されています。前売券を持っていた私は、ここで当日券に引き換えました。同時に詳細なガイドブックをいただくことができます。(前売券400円、当日券500円)

さて、いよいよ山門から入場です。昭和55年の修復の際、黒田藩の紋藤巴に入れた本瓦で葺き替えられました。大博通り沿いに立つこの山門をくぐると、都会の喧騒を忘れさせる寺院の空間へ。


東長寺の本堂です。国指定重要文化財を保管し、圧倒的な存在感を感じさせる重厚な造りの本堂です。


東長寺の六角堂。天正13年(1842年)、弘法大師を深く信仰していた博多商人・豊後屋永蔵が名古屋の名工、堂宮大工・伊藤平左衛門を招き建立、寄進しました。随所に卓越した技術が見られる建築物のすばらしさを際立たせています。

東長寺と六角堂


東長寺の大師堂です。愛染明王や十一面観音などを安置している大師堂は聖天堂ともいわれています。ひっそりとした佇まいで本堂の脇に立つ姿に、より厳粛な雰囲気を感じることができます。お賽銭を入れて鳴らすしめ縄がお数珠状になっているのが面白いですね。

妙楽寺の入り口である山門。昭和56年の修復時に、建設年代を伺わせる記録が残された棟札の写しが発見されたそうです。それによると宝歴2年(1752年)までに遡ります。脇に老木が立つ切妻造本瓦葺の四脚門となっています。



山門から開山堂方面へ続く園路には、幻想的な光のラインが白、青、緑の色を放ちながら続きます。ものすごく現代的な光で、一瞬ここが寺院であることを忘れてしまいました。いにしえと現代の融合ですね。

妙楽寺の開山堂。元来、水月庵という塔頭を改造したものと伝えられます。嘉永6年(1853年)に作られたと推定されています。

妙楽寺境内に飾ってあった、たくさんの石仏

承天寺入り口の山門。太平洋戦争寺に焼失しましたが、平成3年、開創750年を機に復興されたそうです。

博多祇園山笠の山が飾ってありました。ここ承天寺は「山笠発祥の地」でもあります。


承天寺の仏殿です。開創750年を記念して、平成28年(1853年)に解体された開創時の仏殿が復元されたそうです。重層入母屋造の唐様仏殿が当時の姿を今に伝えます。

承天寺境内には博多織の小物、博多曲物(まげもの)、博多独楽(こま)、マルティグラスなどを販売するテントが設けられていて、沢山の人だかりでした。

博多織小物

博多独楽(こま)

マルティグラス

博多曲物(まげもの)

うどんやそばの売店。とても人気があり、特にうどんは私が行った時には既に売り切れ状態。承天寺は「うどんやそばの発祥の地」でもあります。

これから承天寺住職の居室である方丈に向かいます。途中こんな美しい装飾がされていました。とても華やかでゴージャスですね。


方丈前の洗濤庭(せんとてい)には見事な枯山水の石庭があります。承天寺周辺の建物を大樹が覆い隠し、目の前には木々の緑と大海原の波形を思わせる砂の文様です。ハッとこころを奪われる趣のある風景です。




方丈奥の泉水庭。豊かな緑を抱える木々とゆるやかに水をたたえる水路があります。この日はカラフルなろうそくが置かれて、更に幻想的に見えます。

歩道に置かれた明かりの一つをアップで撮影。暗闇の中で暖かく光る姿にほっとしますね。


空を見上げると、ライトアップされた木々や葉の隙間からきれいな夜空が覗きます。


普段は門が閉ざされ、足を踏み入れることができない開山堂です。小さな門をくぐるとまっすぐに伸びた小道の奥に、聖一国師の像が鎮座しています。ブルーのライトアップがものすごくキレイでうっとりしてしまいますね。
私の巡った「御供所ライトアップウォーキング2008」はこれでおしまい。秋の夜長に美しい風景を見て、心表れる思いがした、そんな晩となりました。皆さんも来年、是非行かれてみてはいかがでしょうか?昼間の風景とはまた違った、幻想的な風景が見れますよ!!!!
(※説明文は一部、ガイドブックから引用させていただいております)
その他、期間中には、承天寺でライトアップコンサートや、博多髙等学園校庭に灯明の地上絵が描かれたりなど、様々なイベントが開催されたようです。
追記)夜景の撮影はとってもムズカシイですね。ど素人なので撮影はかなり困難を極めました。また来年いしゃっしゃる方には三脚の使用をお勧めします(笑)

≪御供所ライトアップウォーク2008チラシ≫
■問い合わせ先
福岡市都市景観室
TEL 092-711-4395
http://gokusho-light.jp/