博多の街は今、「オイッサ、オイッサ」の掛け声が聞こえてくる、山笠一色です。

今週の月曜からは毎日「山」が動いていますが、今回は15日の「追い山」の予行練習である「追い山ならし」に出かけてみました。
私は福岡で生まれ育って25年になりますが、うんと小さな頃に飾り山を見に行ったことがあるくらいしか山笠を知りません。
今回は福岡商工会議所 支店長会の「博多祗園山笠追い山ならし見学会」に同行させてもらいました。
追い山ならしは、予行練習ですが全く同じではありません。追い山より1キロ短い約4キロを、明け方ではなく昼間に走るところが違います。
追い山ならしの一番山笠が櫛田入りするのは午後3時59分。
約1時間前の午後3時前に櫛田神社へ出かけてみると、土居通りは既に大勢の方が見物されていました。

沿道には見物される方のほかにも、博多祇園山笠見物、「博多木札」記念にいかが!の記事の中でご紹介した博多祇園山笠支援ボランティアの皆さんもいらっしゃいます。


(青のTシャツのバックプリントは長谷川法世先生のイラストです)
12日の福岡市内の最高気温は34.4℃。
じりじりと顔や腕が日焼けしているのがわかるくらい、照り付ける日差しはたまりません。
担ぐ人のことを舁き手(かきて)と言いますが、あまりの暑さに舁き手も勢い水を浴びていました。
勢い水は沿道から舁き手の頭や足めがけてかけられるものです。

(子どもたちも気持ちよさそうです)
土居通りには一番山笠 恵比寿流から順に舁き山が並んでいます。

(一番山笠 恵比寿流)
ちなみに今年の順番は、二番山笠 土居流、三番山笠 大黒流、四番山笠 東流、五番山笠 中洲流、六番山笠 西流、七番山笠 千代流、八番山笠 上川端通となっています。

(二番山笠 土居流)
土居通りから、今度は桟敷席のある櫛田神社へ移動しました。
櫛田神社では30分前の午後3時29分から山笠にまつわる説明がありました。(約15分間)
その後、開始時間までの残り時間を告げるアナウンスがあります。
だんだんと空気が変わっていくのが、伝わってきました。
午後3時59分、太鼓の音を合図に一番山笠 恵比寿流が櫛田入り(112メートル)してきました。

(舁き山笠の重さは総重量で1トンを越し、これを26人が途中交代しながら担ぎます)
一番山笠は櫛田入りで山笠を止めて、博多祝い唄(めでた)を歌います。

一番山笠が午後3時59分という中途半端な時間に入ってくるのも、櫛田入りのタイムを測る際に、この祝い唄を歌う時間を引くためです。
こうすることで正確なタイムが計測できるというわけです。
今回は全ての櫛田入りの様子を紹介すると、これから実際に見ていただく楽しみが減ってしまうと思うので、2つの山(千代流・上川端通)をご紹介します。



(七番山笠千代流 櫛田入りのタイムは35秒37)
最後の八番山笠 上川端通は「飾り山笠」が走ります。

(他の山笠と違うのは、その高さです)

(なんと煙まで吐いてます)
一方、無事櫛田入りが終わった山笠は土居通りを左に曲がり、国体道路を走ります。

(勢い水が激しくかけられています)
国体道路から、今度は大博通りに出ます。

(ちょうど大博通りに出てきたところの東流)
その後、大博通りを方向を変えて戻り、東長寺・承天寺の前を通り、再び大博通りに出てきてから、奈良屋町の博多小北西角で廻り止めとなります。
※15日の追い山の廻り止めは須崎問屋街です。
今日の追い山ならしには、今年のミス福岡も浴衣姿で見学に来ていましたので、一言感想を頂きました。

(左から栗原由佳さん、深川真澄さん、渡辺茉利子さん)
「びっくりした。男らしさを感じた。」(栗原さん)
「迫力があって、鳥肌が立った。」(深川さん)
「熱気が溢れていて、とてもすごかった。」(渡辺さん)
これからの行事は、まず今日13日午後3時30分から「集団山見せ」があります。
博多区呉服町を出発し、明治通りを通りアクロス福岡の角を左に曲がり福岡市役所までの約1.3キロです。
明日14日の夕方は「流舁き」で本番調整を行います。
そして最終日の15日は「追い山」です。
午前4時59分。一番山笠が櫛田入りし、次々と追い山が博多の街を駆け抜けていきます。
追い山に合わせて、西鉄バス・西鉄電車、地下鉄、JR九州などは臨時ダイヤを組んでいます。
3連休の初日は追い山で気持ちよく迎えてみてはどうでしょうか。
祭りの後の静けさが残る通りのまんなかを堂々と歩いてみるのも、山笠ならではです。

(せっかくなので道のまんなかで撮ってみました)
