再現!「博多もちつき」

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4月22日、生憎の雨模様の土曜日となりましたが、須崎の問屋街の入り口に市民がそぞろ集まってきました。

お目当ては、(株)石村萬盛堂が再現する「博多もちつき」です。

仙厓(せんがい)和尚の書と絵の石村コレクションでも有名な石村社長は、博多の伝統芸能の保護に非常に熱意を持ち、今から7~8年前、博多リバレインのオープンに合わせ、なにか博多の文化を再現して博多部を盛り上げようと「博多もちつき」を始められたそうです。

それ以来、毎年この時期に行われています。

お囃子にきていた「那能津(なのつ)会」岡部会長にお話を伺いました。

昔は博多部でも、明治通りの界隈は職人の町で、北部のこのあたりは沖の浜台地と呼ばれ、大店(おおだな)が集まっていました。
古来、江戸時代からの博多もちつきは、そうした商家が、正月のお餅を暮れの27~28日頃、景気づけと元気な商家の意気込みを見せるため、芸者さんを呼んだりして面白おかしく、楽しくついたのです。
セイロは10段に積み上げ、蒸気が立ってくると湯気を吹き上げて、景気の良さをアピールしました。


(もち米が蒸しあがる匂いが漂ってきそうです)

「祝い目出度」と「さぁー、さぁー、もちこめ、もちこめ」の掛け声で始まったということです。
「もち米」と「持ち込め」を掛けて、商売繁盛の縁起をかついだのでしょう。


(まず、臼に移したもち米をこね始めます)

昔は達者なつき手がいて、最初は静かにもち米をこね始め、次第にテンポが上がって、最後は曲打ちまで披露していたんですよ。

「博多もちつき囃子」は、餅つきのテンポに音を合わせていたそうです。


(三味線や太鼓を鳴らし、お囃子も次第にリズムが速くなっていきます。)

つきたてのお餅は、大根おろしと黄な粉、それにあんこを包んだ3種類。その場で来場した皆さんに振る舞われました。
子供たちも、餅つきに参加し、つきたてのお餅を堪能し、大喜びです。


(おいしそうにほおばります)


(餅つきに挑戦)

同社企画室の赤木さんが、そのほかにも色々と案内し、説明してくれました。
本店前にはテントを出して、よもぎ餅やくし団子を焼く実演販売が行われていました。


(焼きたてです)


本店の中では、博多人形師を招いて博多おはじきの絵付けの実演です。

「泥めんこ」ともよばれる博多おはじきは、古くは江戸時代から伝わる子供の玩具です。


(博多おはじき)

上質の白粘土を型どり、時間をかけて焼き上げ、ひとつひとつ、泥絵の具で丹念に絵付けしています。
今では作っているところも少なくなった「博多おはじき」ですが素焼きに、泥絵の具の優しい風合いが昔ながらの博多のぬくもりを伝えています。


(筆を何本も使い分けて絵付けします)


(鶴の子の絵が入った博多おはじきは石村萬盛堂のオリジナルです)

来年のこの時期、皆さまも是非「博多もちつき」を楽しんでみて下さい。


(石村萬盛堂本店は須崎の問屋街入り口、この看板が目印です)

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