
平成18年11月10日(金)~12日(日)の3日間、博多織発祥の地、承天寺で博多織の新作発表会「第104回博多織求評会・一般公開」が博多織工業組合の主催で開催されました。
伝統に育まれた格式のある博多織の世界、今回はどんな作品に出会えるでしょうか!?沢山の期待を胸に、初日にお寺の門をくぐりました。

臨済宗東福寺派の承天寺。その正面から写真をパチリ。
760余年の歴史を持つ博多織は、その昔、承天寺を開いた聖一国師に従い、宋へ渡った博多商人満田弥三右衛門が織の技法を学んで帰国し、改良を重ねたものが博多織として現代に継承されています。
聖一国師は他にも博多山笠や、まんじゅう・そうめんの製法伝授に関わる人物でとされており、この承天寺が発祥の地と言われています。

別棟の建物に入ってすぐに、目に飛び込んできたのは、とてもきらびやかな屏風を背景に人間国宝小川規三郎氏の作品展示の数々。小川氏は平成18年度福岡県文化賞を受賞されています。

江戸時代に筑前黒田藩主が毎年3月に徳川家に献上していたという「黒田家定格五色献上」の再現。カラフルな色彩の中にも重厚さや気品があり、まさに伝統の極みという感じですね。

献上柄の風格のある帯「博多献上帯」

伝統とモダンの融合、博多織の世界ブランド化プロジェクト「21世紀博多織JAPANブランド」で生まれた作品です。

博多織を使った着物の生地「博多着尺」

「袋帯」のコーナー

「袋帯」でも、内閣総理大臣に献上された一品。白地に金色の織がゴージャスです。

「なごや帯」のコーナー

来場の皆さんがそれぞれの帯をじっくり鑑賞してお気に入りを審査しています。審査に参加すると全員に博多織のかわいらしい携帯ストラップ、そして抽選で博多帯がいただけます。

私のお気に入り、クリスマスの図柄の入った帯!!ちょっと柄が小さくて淡いので見辛いかな?これからの季節にぴったりです。

博多織の後継者育成学校「博多織デベロップメントカレッジ」の生徒さんの作品です。まるでプロの作品のようですね!!!

「四寸単帯」のコーナー。カラフルな色使いの帯が多いですね。

「男帯」のコーナーです。

「小袋帯」のコーナーの一角です。

伝統的工芸品・博多織には品質保証のあかしである「伝統マーク」が貼られます

お茶席が設けてあり、ご来場の皆さん達が枯山水のお庭を望ながら、のんびりくつろいでいらっしゃいました。

こちらが風情のある枯山水のお庭です。

お抹茶と名物の承天饅頭です。すごく美味しそう!!

博多織デベロップメントカレッジの生徒である山本央さんによる手織りの実演です。

手織りならではの繊細さがとても出ていますね!!沢山の細い糸を使って丁寧に織り上げられています。来場者が自ら手織り体験をすることもできました。糸の一本一本に職人さんの熟練した技術と気持ちが込められて素晴らしい作品が出来上がるのです。

都会の喧騒から解放された静かで落ち着いた異空間。でもここは博多の大都会の真ん中にあるのです!!紅葉もきれいで癒される思いがしました。

正門側にある重厚な菊の紋章です。

当日は、「博多情緒めぐり」(主催:博多情緒めぐり実行委員会)も開催されており、発祥の地・寺社めぐりコース(櫛田神社→籠宮寺→東長寺→聖福寺→妙楽寺→承天寺:約2時間コース)の最終到着地で、着物姿で承天寺を訪れる方々も多くいらっしゃいました。
取材を通して博多織の歴史や伝統に深くじっくり触れる事が出来た素晴らしい1日となり、大満足でお寺を後にしました。この素晴らしい博多織を福岡の誇りとして後世に伝えていきたいものですね。
このブログをご覧の皆様、次回はぜひ博多織求評会にいらして、伝統に触れて堪能してください!!
★帯の種類についてはコチラをご参照ください!!
■お問い合わせ先
博多織工業組合
〒812-0016
福岡市博多区博多駅南1丁目14番12号
TEL 092(472)-0716
URL http://www.hakataori.or.jp
21世紀博多織JAPANブランド
(事務局)福岡商工会議所 経営支援部 商業・雇用支援グループ
福岡市博多区博多駅前2丁目9番28号
TEL 092(441)2169
URL URL http://www.21c-hakataori.jp/index.html
