平成18年が始まって、約半月。すっかりお正月気分が抜けたこの時期に、柳橋市場では恒例のぜんざい祭りが開催されました。

ぜんざい祭りは毎年1月の第3木曜日に開催されており、今回が12回目となります。
以前この商店街ブログでも取り上げた「うまかもん祭り」(毎年11月の第1日曜日開催)のあら鍋と同じ鍋を使い、今回は1,000人分のぜんざいを作ります。

(使う鍋の大きさは直径1.2メートル。この量で約500人分)
1,000人分のぜんざいを作るとなると材料もさることながら、その準備も大変です。
今回はあずき30キロ・砂糖12キロ・市場の中にある鮹松月さんが朝ついたばかりの餅2,000個が用意されました。
まず2日前からあずきを2ヵ所で煮込むところから始まります。
ぜんざい祭り当日はそのあずきを大鍋に入れ、お湯であたためます。なぜお湯なのかというと、以前試しに水から煮込んだところあたたかくなるまで2時間かかったからだそうです。
出来上がりの前に、何度も味を見て、その都度砂糖や塩などを追加していきます。

(まずは砂糖を)

(次に甘さを引き立てる塩)
大鍋でのせんざいづくりと同時進行で、餅を家庭用の鍋でさっとあたためます。

(大きく見えますが、普段見かけるものより小さめの餅です)

(1つのお碗に2個餅が入ります)
予定より少し遅れた10時10分過ぎからぜんざいが振舞われました。大きなひしゃくでどんどん用意されます。

(下のほうからあずきをすくいつつ)
偶然お買物に来て甘いにおいに誘われた方や毎年楽しみにしてある方でちょっとした行列ができました。

(お買物のついでに、という方が多かったようです)
お買物のお客さん以外にも、市場の近くにある春吉小学校の2年生のみなさんがやってきて、ぜんざい祭りは一段と賑やかになりました。

(あつあつのぜんざいをいただきます)
私もぜんざいを「大盛」でいただきましたが、本当に甘い甘いぜんざいでした。入っている餅もつきたてだったせいかよくのびて、とろけそうでした。

(あたためただけでも、こんなにとろとろ)
一段落したところで、また次に来られる方のためにあずきを追加したり、鍋もかきまぜつづけます。

(こうやって途中で何度もあずきを加えることで、15時まで振舞います。)
理事長さんにお話を伺ったところ、「市場を利用される方に日頃の感謝の気持ちで振舞いたい」という気持ちの表れが、このぜんざい祭りだそうです。

(「ずっと無料で続けたい」という理事長の楠下さん)
ちなみに来年の1月の第3木曜は、1月18日です。お楽しみに!
『柳橋連合市場』
代表者:理事長 楠下広師
会員数:43店舗(役員数9名)
所在地:福岡市中央区春吉1-5-1(地図)
設 立:1918年
沿 革:博多駅からバス5分、柳橋下車。前身は昭和初期、大浜の魚市場から仕入れた鮮魚を大八車に乗せて販売した阿部明氏の店「明(あきら)市場」。その後、隣接地に商店が集まりサービス市場、中央市場等、各市場を形成。戦時中、一時業績は低迷したものの、終戦と同時に再び急速な活況を取り戻す。後、各店が合体したいわゆる柳橋連合と改称。任意組合のもとに統一され平成4年8月、柳橋連合市場協同組合を設立。
