西新5丁目交差点近くの青柳ビルの狭い階段を上って3階まで行くと・・・15坪のお店のなかに500種類のカラフルな下着が目に入ってきます。

(在庫も含めると4,000点の商品があります)
そこに陳列されてる下着は繊細なレースだったり、エナメル素材だったり・・・。
しかも、かなりデザインも奇抜。おとなしめのボクサータイプからビキニタイプ、Tバック、褌(ふんどし)型、豹柄などなど・・・。

ここにある下着は全て男性用なんです。

今回ご紹介する「ダンディ・イン」は男性下着の専門店です。
代表の藤田さんは東京で大手スーパーで家庭用品の仕入れを担当していました。脱サラし、故郷の福岡市に戻ってきて・・・どうせ開業するならば、どこにもなくて誰もやっていないようなお店をやってみたい!ということで考えに考えた結果・・・
「今の男性下着はいいものがない。ワンランクアップさせた下着を多くの男性にも着てほしい」という思いもあり、「男性下着の専門店ダンディ・イン」を2004年12月に設立しました。

(代表の藤田裕人さん)
こんなにも珍しくて、ニッチで特殊なお店ですが、口コミでだんだんファンを増やしてきており、九州全域からお客さんが来店されるています。実際に店舗をかまえて男性下着をきれいに陳列しているお店は全国的にも珍しく東京への出店も打診されているほどです。
(他のお店では下着が箱に入ったまま販売されているので、お客さんが実際に箱を開けてデザインを見たり、生地を触って確認したりすることができません)

開業するにあたり、藤田さんは実際に国内外の下着メーカー30社以上の商品を試着しました。その結果、取り扱う商品を「B.V.D社(アメリカ)」「ターキー社(日本)」から仕入れることに決定しました。
どうしてこの2社だけなのか?というと・・・
「品質」、「デザイン」、「価格」の3つの条件を満たすものはこの2社以外なかったからです。
「B.V.D社」は1876年にBrandy, Vooehees, Dayの3人の若者によってニューヨークで設立された会社で、東京のアパレルメーカーと技術提携して日本人向けの下着を売り出しており、スポーツやビジネス用が中心です。基本理念はあくまでシンプルで機能的。丈夫で長持ちすることを頑固なまでに守り続けて120年。今やアメリカを代表するトップアンダーウェアーに成長しています。

(B.V.D.ブランドロゴ:Mr.エジソンが蓄音機を発表する1年前にB.V.D.ブランドは生まれました。)
一方、「ターキー社」は創立30年の純国産のメーカーで、商品はカラフルなビキニやTバックタイプがメインです。デザイナーはすべて女性で、その斬新なデザイン、吸汗や速乾性にすぐれた新しいタイプの化学繊維の素材、レベルの高い縫製力により米国や欧米にも輸出するほどの力があります。特に素材については一流スポーツメーカーで使われている同じ素材を下着に使用しているので品質もトップレベルです。

(国内男性下着メーカーNo.1のターキー社ブランドTM)
商品の特性から限られた若い男性だけのお店と思いきや・・・来店されるお客さんは20代~70代まで様々なようで、口コミやメディアへの露出により徐々にお客さんは増えていっています。ほとんどのお客さんはリピーターで、1回の買い物で2~3枚購入いただく方が多いようです。
しかも、クリスマス、バレンタインだけに限らず退職祝い、還暦祝いなどなど様々なケースで下着を送る女性が増えてきており、今や来店客の20%が女性です。夫婦やカップル、友人と一緒に来る方もいれば、女性一人で来店される方もいます。
(実際に取材中も遠方よりわざわざバレンタインのプレゼントのために女性が商品選びをされていました。)
今のバレンタインの時期にはこんな感じの商品が一番人気のようです。

(ターキー社のTMブランドの商品)
また、男性が来店して購入する場合は黒や紺など落ち着いた色を選ぶ方が多いようですが、女性が選ぶ場合は会社の方へ退職祝いや誕生日のプレゼントにカラフルで斬新なデザインのもの選ぶことが多いようです。

(ターキー社の定番商品)
地元ならではの商品は・・・還暦祝いにおしりの部分が締め込み風になったTバック「ねじり褌」を買っていかれる方も多いようです。

(「ねじり褌:ターキー社 1890円)
プロ野球選手・サッカー選手なども顧客であり、「B.V.DのPower Athelete」が人気です。この商品は肌触りもよく、吸汗速乾でシャツの上から汗を拭けばOKなので人気が高いようです。

(B.V.DのPower Athelete)
藤田さんに今の男性下着の傾向についてお話を伺うと・・・
「生地については綿100%のものから新素材と呼ばれるものへ、大きさについてはだんだん小さくなっていってるようです。当然、下着を当店で販売しているようなものに替えると、今までの素材とサイズ、デザインの違いから違和感を感じることがありますが、だんだん体に下着がなじんきて・・・最後にはファンになるようです。」
Tバックなんてはいたことがないし・・といっていた西新商店街の方々も「慣れると体になじみ、手放せない」といってくれてます。
「また、当店にいらっしゃるお客様の傾向は、比較的若い人、例えば20代~30代の男性はボクサータイプやローライズの購入する方が多いようです。30代~40代の男性はTバック、40代以降になるとカラフルでさらに小さ目のものを望まれるお客さんが多いです。」

(20~30代に人気のB.V.Dの商品)

(20~30代に人気のB.V.DのPower Athelete)

(20~30代に人気のボクサータイプの商品)

(股上の浅いジーンズはく若い層に人気のローライズタイプ)

(40代に人気のTバックタイプ)

(それ以上の年齢に支持されている・・・さらに小さめのTバックタイプ)
また、西新には多くの外国人が住んでいるので多くの外国人男性も来店されます。ただ、日本人とはぜんぜんサイズが違います。

(左:アメリカ人用Mサイズ、右:日本人用Mサイズ)
開業の際に大変だったことをお聞きすると・・・
「国内外どこを探しても下着をきれいに見せるハンガーがありませんでした。それぞれの形と大きさにあうハンガーがどこにもないので苦労しました。適当なものが見つからないので、ホームセンターに行って1,000本の針金ハンガーを購入し、ひたすら手で折り曲げて下着用のハンガーをつくりました。そのストックも3,000本にもなり、一つ一つの下着の形と大きさにあわせて15種類のハンガーを使い分けています。」
そのせいか、その手作りハンガーを譲ってくれないだろうかと問い合わせがあるほどです。

(下着をきれいに見せる手作りハンガー)
こんなに小さくて締め付けが強そうでデザインも斬新なものを本当に穿く男性がいるんですか?と気になっていた質問をすると・・・
「もともと今までの男性下着が大きすぎます。大きさもデザインも時代の先端を行くのがターキー社です。最初は違和感がありますが、すぐになれます。また、ボクサータイプやビキニタイプは吸汗・速乾の高い生地を使っているので、かえってトランクスのほうが蒸れやすいんです。」とのこと。
「欧米もアジアの男性も下着を買うときは自分で購入します。ですが、日本人の男性は奥さんにまかせにする人が多いです。なので、是非ともこれからは日本人男性にも、機能性に優れ、おしゃれでセクシーな下着を自分で選んで楽しんでほしいと思っています。うちの商品を購入される方は、最初はボクサータイプみたいなおとなしめの商品から徐々に小さめのTバックタイプのものにかえていく方が多いですよ。」
最後に・・・
「素材がよく、気分が明るくなるような下着をつければ体にも心にもいい影響があるはずです。カラフルな下着をつけることで精神的にも少し高揚したほうが、男性ホルモンの産出にもいいと思います。ドキドキするような色やデザインを楽しんでください。」とのことでした。
また、「ダンディ・イン」ではバレンタイン用にきれいに包装もしてくれます。

このほかにもさらに・・・どう表現していいのか分からないようなデザインの下着や様々なパーティーグッズもあります。

(エナメルでフォーー!!)
また、ウェストをすっきり押さえヒップアップする男性用の補正下着も販売しています。

(男性用の補正下着 Tシャツ:ウェスト用、ボクサー:下腹用)
女性の皆さん!今年のバレンタインには手作りチョコレートと一緒にセクシーな下着のプレゼントはいかがですか?
『ダンディ・イン』(西新中央商店街)
住所:福岡市早良区西新4-8-3 青柳ビル3F(地図)
TEL&FAX: (092)846-7155
営業時間:10:00~20:00
定 休 日:第2・3水曜日
