今回ご紹介するのは、東区の香椎名店街にある(有)中島商店です。

この中島商店は初代が1957年に乾物屋さんとして現在のお店のすぐ近くで創業されてからずっと、香椎に根付いて現在では海産物の製造販売も手がけている老舗です。
今回は現在の社長の息子さんでいらっしゃる中島圭一さんにお話を伺いました。
現在香椎名店街の店舗で取り扱っていらっしゃる商品は50~70種類。乾物や加工品もありますが、中島商店というと福岡ではおなじみの明太子も30年ほど前から作っていらっしゃいます。

明太子の原料であるたらこはロシアや韓国などといった外国産ではなく、国内産を30年間変わらず使っています。そしてこのこだわった明太子を使ったある大ヒット商品を開発し、最初に売り出したお店でもあるのです。
それは…

いわし明太子(1尾 420円)です。
明太子というのは、原料の段階や漬け込んで味をしみ込ませる段階でどうしても製品化できないもの、「粒子」が出てきます。
製品化できないものはそれまで自宅で食べていたり、粒子として販売していたところ現在の社長の弟である工場長がこの粒子を「魚のお腹につめてみてはどうか」と思いつき、魚もアジやサンマ、サバなどいろいろ試した結果、現在のいわしとの組み合わせになったそうです。
お腹にぎっしりと詰まった明太子は焼くとこうなります。

(なんだか焼くと余計にお腹がはちきれそうです。)
1985年に製品化されて以来、最近では今年の7月に「笑っていいとも!」の九州のお取り寄せで紹介されるなど、さまざまなメディアや雑誌でも定期的に取り上げられています。
もうじきお歳暮のシーズンを迎えますが、この時期は週2回、1日あたり1400匹のいわしを包丁でさばき、合計3万本もいわし明太子を作られるそうです。
そんないわし明太子で有名な中島商店の現在の一押しは、昨年冬から販売している新商品の「博多なかなか」です。

上が何やらぺったんこにされた「博多なかなか皮ドライ」(1,050円)、下が見た目がからすみのような「博多なかなかドライ」(1,050円)の2種類があります。
この「博多なかなか」もいわし明太子と同じでやはり商品にならなかっためんたいを使うのですが、今度は中島さん曰く「魚は皮がいちばんおいしい!」と(確かに鮭などそうですね)一手間かけて皮を乾燥させて作られたものです。
外皮と粒子を使ったものが「博多なかなかドライ」で、外皮のみを使ったのが「博多なかなか皮ドライ」となります。

(左が博多なかなか皮ドライ、右が博多なかなかドライ)
いわし明太子はいわしの油と火を通しているせいか、あまり明太子の辛さを感じませんでしたが、この「博多なかなか」は明太子そのものの辛さと塩気が乾燥させたぶん凝縮されたようです。この辛さと塩気に、一口また一口と手が伸びてしまうのです。
粒々の触感が楽しめる「博多なかなかドライ」と噛めば噛むほど味わいが出る「博多なかなか皮ドライ」。
いちばんのおすすめは、この博多なかなかをおつまみにお酒を飲むことだそうです。お酒ならビールでも焼酎でも日本酒でも何でもあうそうですが、中島さんのおすすめは焼酎との組み合わせ。
実際シーホークには「博多なかなかドライ」を1センチ幅に切っておつまみとして出しているバーもあるとか。
現在、この「博多なかなか」は香椎のお店のほか下原にある工場、そして博多駅構内の名菓堂でも購入できます。

(TNCのももち浜ストアで博多駅みやげベスト3になったことも)
「博多なかなか」のパッケージは福岡を代表する漫画家・長谷川法世さんが手がけており、パッケージに負けない香椎名物といわず、博多の名物になる日もそう遠くないかもしれません。

(今回お話を伺った中島圭一さん)
『(有)中島商店』
東区香椎駅前1-18-1(地図)
TEL:(092)681-0778
営業時間:9:00~18:00 定休日:日曜、祝祭日






なかなか美味しそう♪
「博多なかなか」おいしそうですね!
我が家で一時期、いわし明太子はやっててしょっちゅう食べてましたよ。めんたいこ好きにとっては、『うまい食べ方考えたもんだなぁ』って本気で感心したりして。
めんたいこはいわしの子どもじゃないんですけどね(^_^;)
今度も早速博多駅散策して、なかなかドライなど探してみます!
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